2015年12月16日
メバリングのメソッド

”メバル釣り”一般的に言われる”メバリング”この釣りは大変面白い。
勿論メバル以外の釣りも面白いのだが、『何が面白いの?』と聞かれても
表現は難しいが、たまらなく面白いのだ。
メバルは3種に分類される。
外洋性で回遊するブルーバック。
比較的浅い藻場に居付く赤メバル。
岩礁帯や磯場の海底近くに集団で漂う茶メバルである。
小型は引っ張りこむようなアタリで釣りやすく、大型は比較的
居食いするタイプが多くアタリが取り難いのである。
言い換えると小型は飢えていて、大型は余裕がある・・・って感じだ。
しかしトップに反応がある場合、いずれのタイプも突き上げてくる。
メバルは受け口なのでフッキングしにくいが、そこがまた面白いのだ。
さて普段波止から僕が狙うメバルは赤メバルである。
これらの習性や特性、条件を知っていれば比較的簡単に
釣ることができる。サイズは15~20cmと平均的なサイズだ。
赤メバルは比較的浅い藻場に居付いているため根がかりは必至・・・。
そこで多用するのがフローティングまたはサスペンディッドのプラグなのだ。
ここで気を付けなければならないのが、前途したように明かりを
嫌う習性(目が大きい為)があるので水面やポイントをライトで
照らすのはご法度である。明かりに付く習性の他魚種もいるので
ポイントをライトで照らすアングラーもいらっしゃるが、これを
やられてしまうと、いっときメバルは釣れなくなるのだ。
足音や話し声にも敏感である。だから僕はメバルを狙うときは
他のアングラーがいない静かで暗い場所を意識して選択する
特に大物(25cmオーバー)狙いの場合は顕著である。
トップ、水面直下にプラグを投げる場合、藻がかりしても
ゴリ巻きして回収できる能力のあるラインが必要となる。
しかも回収時に足元で喰ってくる場合もあるため特にテトラや
捨て石などがあるポイントではラインは重要なファクターなのだ。
普段僕は3ポンドのフロロカーボンを使用する。それでも回収不能
になるケースはあるが比較的安心感のある番手である。
藻が水面まで茂っている場合は8ポンドを巻くときもある。
そういった場合は迷わずベイトタックルを使用する。
スピニングでは8ポンドでの釣りは成立しにくいからだ。
時に遠投も必要となるが、PEラインは使用しない。
風が強いと足元のテトラや岩礁に絡まるし、根に
逃げられるとラインが擦れて高切れの原因にもなるからだ。
ポイントは必ず昼間にスカウティングしておく必要がある。
水中のストラクチャーや、地形、流れ、藻場の位置、ベイトの有無
などだ。全く前知識の無い状態で初めてのポイントを打つ場合も
あるけれどリスク(ルアーロスト)が高くなるからだ。
ルアーはスローリトリーブ、クイックリトリーブどちらでも反応する。
ただ喰わせの間は必要だ。重要なのは捕食距離の短いメバルの
目の前をトレースすることだ。真っ暗闇の中、よーく耳を澄ませると
聞こえるライズ音に注意することも大切である。音のほうへキャスト
できればメバルが釣れる確率はかなり高くなるからだ。
『メバルは凪を釣れ』とよく言うが、外敵の多いメバルは荒れて
透明度が低い水中ではやはり底に付くことが多いのだ。
こういった状況で水面、水面直下をトレースしても釣れないのである。
このようにいろんな状況を的確に認識したうえでメバリングに
挑戦してもらうと、良い釣果に結び付くと思う。
今こうして書いていると、釣りに出かけたくなりうずうずしてしまう・・・。
さてさて、珍しくたらたらと長文になってしまったが、あくまでも僕個人の
主観であり、すべてに当てはまらないので、そこはご容赦願いたい。
僕のブログを読んでいただきメバリングに興味をお持ちの方すべてに
素敵な釣果が待ってますように!!